症例紹介
カテゴリー:
重度歯周病に対して歯周基本治療と歯周外科治療の症例
Before
After
通院時の年齢 | 70歳 |
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性別 | 女性 |
治療内容 | 他院より歯肉の状態が悪いので見て欲しいとの事で受診された。 初診時にはデンタルX線撮影と歯周基本検査を実施。 その後はプラークコントロールの徹底と歯周基本治療(スケーリングおよびSRP)を実施した。 プラークコントロールができた時点で歯周外科を行い、縁下歯石の除去と根面の滑沢化を行う事で、歯周炎のコントロールを行う事ができた。 |
治療期間・回数 | 治療期間6か月~1年 治療回数は12回程度 |
治療費用 | 保険診療範囲内 |
リスク・副作用 | セルフケアを行って頂かないと改善は難しいです。 ただ、セルフケアを行って頂ければ重度歯周炎の方でも歯周炎のコントロールは可能になります。 |
親知らずによる7番萌出障害の症例(親亀子亀の対応)
Before
After
通院時の年齢 | 年齢:13歳 |
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性別 | 女性 |
治療内容 | 下顎両側7番の萌出不全を主訴に来院。 パノラマX線にて下顎両側7番(第二大臼歯)は近心に傾斜して前方の6番(第一大臼歯)に引っ掛かっている様子が観察された。 原因としては親知らず(智歯)が影響していると判断し、智歯を抜歯後に経過観察を行う方針とした。 下顎両側の親知らずは抜歯を行い、7カ月程度の経過観察を続ける事で第二大臼歯である7番は自然に萌出し、矯正治療を行うことなく正常な咬合関係へと導く事ができた。 |
治療期間・回数 | 親知らずの抜歯はは2日に分けて行っています。 検査や経過観察を含めると5~6回ぐらいの通院になります。 |
治療費用 | 保険診療範囲内 |
リスク・副作用 | 親知らずの抜歯だけでは7番(第二大臼歯)が自然萌出しない場合は矯正治療が必要になります。 |
歯根嚢胞に対する口腔外科的アプローチ
Before
After
通院時の年齢 | 年齢:66歳 |
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性別 | 女性 |
治療内容 | 左上1番と2番に対する歯根嚢胞の治療依頼で当院受診された。 受診後の検査としてはパノラマX線、デンタルX線を撮影し、左上12根尖部の透過像を確認した後、CT検査にて病巣の広がりを確認した。 自費治療による補綴物(被せ物)が入っていたため、補綴物を除去しての治療は回避し、外科的歯内療法を計画した。 手術当日は左上12相当部の唇側歯肉部に局所麻酔を行い、歯肉切開後に病巣を明示して歯根嚢胞を摘出した。続いて、ピエゾサージャリー(超音波切削器)を用いて歯根端切除術および逆根管形成を顕微鏡観察下(マイクロスコープ)に行い、MTAセメントを用いて逆根管充填を実施して手術を終了した。 術後は定期的なフォローを行い、問題がないか確認し経過良好である事を確認している。 |
治療期間・回数 | 初診時に問診→検査(レントゲン検査、CT検査など)→手術→経過観察 治療期間は概ね1か月、治療回数は3~4回程度、その後は経過観察 |
治療費用 | 保険診療範囲内 |
リスク・副作用 | 外科的歯内療法は肉眼で行う場合とマイクロスコープによる拡大視野下での処置においては成功率が違うと報告されています。肉眼の場合は60%程度の成功率で、マイクロスコープを用いた拡大視野下では90%以上と報告されています。 明石市で開業しております歯医者「のむらファミリー歯科(最寄り駅:西明石駅)」では高い成功率を目指して全例、マイクロスコープを用いた治療を行っております。 |
外科的歯内療法(顕微鏡を使用した精密な治療方法)
Before
After
通院時の年齢 | 年齢:54歳 |
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性別 | 男性 |
治療内容 | 左上2番の根尖病巣に対する治療を希望して受診された。 治療方法としては再根管治療や外科的歯内療法が考えられるが、長いコア(土台)が入っているため、除去は困難で、除去による歯根破折の危険性もあった為、外科的歯内療法を行う計画とした。 局所麻酔下に左上2番相当部の唇側の歯肉を切開して、外科的に病巣を除去し、ピエゾサージャリー(超音波切削)を用いて歯根端切除を行った。 根尖端部から逆根管形成を行い、MTAセメント(生体親和性がいい材料)を用いて逆根管充填を行って処置を終えた。 その後の経過観察では再発することなく経過している。 |
治療期間・回数 | 処置回数は当日のみであるが、その後は再発がないか経過観察を行う。 |
治療費用 | 保険診療範囲内 |
リスク・副作用 | 歯根破折等がある場合は再発する場合があります。 |
右下6番部への自家歯牙移植(親知らずの抜歯歯牙を利用)
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After
通院時の年齢 | 24歳 |
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性別 | 男性 |
治療内容 | 右下6番欠損部に対しての歯牙移植依頼をうけて当院受診。 パノラマX線、CT検査等を実施。 局麻下に右下6番部にインプラント形成ドリルを使用して移植床を形成し、親知らずの抜歯を行い、ドナー歯として移植を実施。 移植後1か月経過後に根管治療を実施。 歯根周囲骨ができてくるのを待って補綴治療へ移行していく。 |
治療期間・回数 | 治療期間:概ね6か月、治療回数:8回 |
治療費用 | 保険診療範囲内 |
リスク・副作用 | 歯牙移植の成功率は80~90%と報告されています。 |