歯根嚢胞に対する口腔外科的アプローチ

Before

After

通院時の年齢 年齢:66歳
性別 女性
治療内容 左上1番と2番に対する歯根嚢胞の治療依頼で当院受診された。
受診後の検査としてはパノラマX線、デンタルX線を撮影し、左上12根尖部の透過像を確認した後、CT検査にて病巣の広がりを確認した。
自費治療による補綴物(被せ物)が入っていたため、補綴物を除去しての治療は回避し、外科的歯内療法を計画した。
手術当日は左上12相当部の唇側歯肉部に局所麻酔を行い、歯肉切開後に病巣を明示して歯根嚢胞を摘出した。続いて、ピエゾサージャリー(超音波切削器)を用いて歯根端切除術および逆根管形成を顕微鏡観察下(マイクロスコープ)に行い、MTAセメントを用いて逆根管充填を実施して手術を終了した。
術後は定期的なフォローを行い、問題がないか確認し経過良好である事を確認している。
治療期間・回数 初診時に問診→検査(レントゲン検査、CT検査など)→手術→経過観察
治療期間は概ね1か月、治療回数は3~4回程度、その後は経過観察
治療費用 保険診療範囲内
リスク・副作用 外科的歯内療法は肉眼で行う場合とマイクロスコープによる拡大視野下での処置においては成功率が違うと報告されています。肉眼の場合は60%程度の成功率で、マイクロスコープを用いた拡大視野下では90%以上と報告されています。
明石市で開業しております歯医者「のむらファミリー歯科(最寄り駅:西明石駅)」では高い成功率を目指して全例、マイクロスコープを用いた治療を行っております。