ドクター

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食事指導の具体的な内容について

① 食材の選び方
• 硬さのステップアップ
 → 年齢や発達に応じて、「柔らかい → 普通 → 少し硬い」と段階的に変えていきます。
 例:バナナ → 茹でたにんじん → 生のりんご
• 繊維質・形・噛みごたえのあるものを取り入れる
 → よく噛む習慣を促進し、顎の発達や舌の動きを鍛えます。

② 食べ方の工夫
• 一口の量を適切に
 → 口に入れすぎる癖がある場合は、一口サイズを小さくカット。
 → スプーンにのる量を意識させる。
• 左右バランスよく噛むよう声かけ
 → 「右でも噛んでみよう」「左右交互に使ってみよう」など、意識づけ。
• よく噛んでから飲み込む習慣づけ
 → 「○回噛んだらごっくんしようね」と数を数えながら実践。

③ 姿勢・環境の整備
• 正しい食事姿勢の指導
 → 足が床につく椅子を使用し、背筋が伸びた姿勢で食べる。
 → テーブルや椅子の高さを体に合わせる。
• テレビ・スマホを見ながら食べない
 → 注意がそれることで、咀嚼が雑になりやすい。

④ 保護者への指導ポイント
• 「急がせない」「叱らない」「楽しませる」
 → 食事は練習ではなく、楽しい時間であることが大切です。
• お手本を見せる
 → 保護者がよく噛む様子を見せることで、お子さんも真似しやすくなります。
• 口呼吸や姿勢など、食事以外の習慣にも注意を向ける
 → 日常生活の中での癖が、食べ方に影響している場合があります。

⑤ 補助的なトレーニング
• ガムやおやつで噛む練習
 → 歯科専用キシリトールガムなどを使って、楽しくトレーニング。
• 咀嚼力を育てる遊びや体操
 → 口の周囲を使う遊び(吹き戻し・ストロー遊び・シャボン玉 など)

ご家庭での食事が、口腔機能のトレーニングの場にもなります。
保護者と連携して、無理なく楽しみながら習慣づけることが成功のカギです。