こどもの歯/ドクター

こどもの歯ドクター

乳歯の歯みがきに大切な「フッ素」について

フッ素とは、自然界に存在する元素の一つで、海藻やお茶などの身近な食品にも含まれているものです。ビタミンやミネラルと同じ、人間に必要な栄養素でもあります。

フッ素は骨や歯を形作る大事な役割を果たし、またむし歯予防にも大きな効果があることが分かっています。歯から溶け出したリンやカルシウムの再沈着を促したり、歯のエナメル質を強化するほか、プラーク(歯垢)にふくまれているむし歯の原因菌のはたらきを弱めてくれたりもします。そして、継続して使うことでさらに高い効果が期待できるものです。

どの年齢から乳歯の強い味方であるフッ素を使えばいいか?

歯が1本でも生え始めたら、フッ素が配合されている乳幼児用の歯みがき剤などを使用しましょう。さらに歯科医院で定期的にフッ素を塗布してもらうことも効果的です。

特に乳幼児にとっては、フッ素は薄くて弱い乳歯のエナメル質を強くしてくれる頼もしい存在でもあります。